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選考委員会が発足いたしましたので役員をやることについてのメリデメを書きます

PTA副会長の後藤です。


すぐーるから、「選考委員会発足のお知らせ」をご案内いたしました。

各クラスの選考委員(P会員)+教職員(T会員)の合計11名による選考委員会が発足されました。今後、選考委員会から皆様にご案内やご依頼があると思いますが、ご協力の程お願いします。


選考委員は役員選出のための委員です。

選考委員は、他の委員や係、役員から独立している機関です。PTA役員はそれなりにPTAの中で強い権限を持ちます。(役員をやってみるとわかるのですが、決めようと思うと予算執行も併せて意外と出来ることが多いのです)

そのために、役員の暴走を許さない、不正の温床にさせないために、独立した機関としての選考委員が存在します。(会計監査も同様のミッションですよね。だから、会計監査も独立した機関になっています。)


ところが一方で、役員希望者が必ずしも多いわけではなく、選考委員会としては、皆さんに役員候補者として手を挙げて頂いたり、「この方は」と思う方を推薦して頂いたりすることも必要になります。


役員は大変そうに見えますが、概ね下記のような感じだと思っていただくとよいかもしれません。

・大変かどうかは、「その方のワークスタイル」「どこまでやる気になるか」「どのポジションを選ぶか」で変わってきます。私はそこそこ忙しい時もあるフルタイムワーカーですが(暇そうに見えますかね、、、)他の役員や委員の皆様が活躍してくださるので意外と実工数かからずにやれています。(やる気ないってのはまだばれてないはず)

・今の弦小PTAは、デジタルツールあり&意識改革が進んでいることもあり、「できることをできる範囲でやればよい」(し、意外と出来る)という運用になっています。

・会長、副会長、A・B・C庶務、会計とそれぞれ役割は違いますが、これはまた別途機会があればご紹介したいと思います。


◆役員をやるメリット

まずは、多くの方にとってメリットになりやすいもの

・一番は、子どもたちのそばで子どもたちのための仕組み、仕掛け、支援を形に出来るということかと思います。

先生との会話が増え、学校のことが分かってきます。(その結果、子どもの様子や教育の考え方なども分かります。以前、校長インタビューを実施しましたが、あれなんかは典型的な役得ですよね)

PTA全体が見え、どういう意義があるか、誰が何をしてくださっているのか、の理解が進みます。そうすると、「悪の秘密結社」のように思えていたPTAの見方が結構変わりますし、その意義や不必要なところもわかってきます。(その結果、知的好奇心が満たされるのと、今までかんじていたよくわからない憤りがなくなります)

知り合いが増えます。PTAの委員や係をやっていただく方には「お友達が欲しい」という方も結構多いです(学年委員、ボロ市係、ベルマーク係あたりは結構お友達出来やすいと聞きますね)。役員は年間通して継続的にやり取りがあるので、繋がりは深くなります。

ポイントが稼げます。弦小PTAでは一児童につき12ポイント目安、ですが、役員になるとお子さんおひとりであれば、一年でクリアできちゃうんですよね。会長をやれば、子どもが10人いたとしても、一発クリアになる。


また、特にビジネスパーソンにとってメリットになるだろうと思うものとしてマネジメントやリーダーシップの経験が積める。課長や部長、あるいはプロジェクトマネジャーのマネジメントはポジションパワーがあるのである意味楽です。「業務命令だからこれをやりなさい」ということが言えるからですね。一方で、PTAのような団体の場合、業務命令のパワーが一切効きません。何ならお願いして何とか動いていただく、ということが必要になります。しかも、メンバーは働いている方・専業主婦、やる気のある方・ない方、忙しい方・暇な方、本当に様々です。これらの方々のモチベーションのベクトルをまとめて成果を出す、のは今後より高いレベルでマネジメント力を上げるのには結構役立つと思います

あとは、役割によっては、いろいろと試せる(例えば、今はIT出来る人がいないので、WebサイトやLINE公式は色々と試してみて勝手になるほど納得しています)というのもメリットかもしれません。

もう一つ、周囲の方々の活動(≒仕事)の進め方は結構勉強になります。PTAの役員、委員、係の中には失礼ながらまぁまぁのパフォーマンスの方もいますが、とんでもなく優秀な方もいます(こっそり学ばせていただいております)。その意味では、異業種の中での自分の立ち位置を測る上でも、あるいは自分の成長のためにも良い場なのではないかな、と思う次第です。


◆役員をやることの大変さ(≒デメリット)

役員はどれくらい大変なのか?

まず、時間はそれなりにとられます。役割によるので、一概に「こう」とは言えませんが、役員である限り、役員定例(毎月1回、子どもの土曜登校日AMが基本)、PTA総会(6月の土曜日)、実行委員会(隔月の平日)は会議に参加する必要があります。

ですが、本当に出なければいけないかというと、役員の誰かがサポートしてくれたりするので、意外と休んでも何とでもなるし、「オンライン(Zoom)」の選択肢もあるので仕事がコントロールできるタイプの方はそれほどの負荷にならないでしょう。

PTAは「皆様の善意の協力の元」で運営しているので、ちゃんとやろうと思うとそこそこ大変なことはあります。偉い人の鶴の一声で決まることがないので。また、個々人の感情がありますので、ビジネスロジックだけで押し通すのも難しいですね。

人と関わるのでうまく行かないときにはストレスになることもあります。その意味では、協働型の活動が得意でない方にはストレスフルかもしれません。


◆おススメしないタイプの方はこんな方

まず、仕事が楽しくて仕方がない、というタイプの方は、向かないと思います。例えば、スタートアップで絶賛スケール中とか、経営者としてバリバリ意思決定をしているとか、大変なプロジェクトを任されて仕事に燃えている、とか。そういう方は、迷わず仕事に向かったほうが良いです。同様に、趣味で「ゲームで徹夜続き」とか「ゴルフがもう少しでシングルだ」とか「子どもをサッカー選手にするのだ」という方も(家庭に差し支えない程度に)趣味の時間に使ったほうが良いでしょう。

責任感が強すぎる方も向きません(と思っています)。PTAの組織パフォーマンスを客観的にみると、ムリムダムラが色々あります。責任感が強くそれを全部何とかしようと思うと破綻します。会社であれば、皆が会社のビジョンという同じ方向に向かって動く(一応、建前上はですが)のですが、PTA会員はみんな自分の生活が大事だったり、自分の子どもにはそれぞれ理想の教育があったりとバックグラウンドや目指す姿が違うわけです。だから、ちゃんとやろうと思えば思うほど破綻しやすいです。


言い換えれば、それ以外の方にはそこそこ楽しめる要素もあるのではないかなーと思っております。


ということで、興味のある方はこっそりと役員にご連絡いただければ、それぞれがそれぞれの視点で意見を言いますので、知っている役員にぜひお声がけしてみてください。



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