今回のブログは、学年委員長 岡田陽子さんから、11月に行われた「単P研修会」の模様をレポート形式にて 前編・後編に分けてお届けします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 11月28日(月)に、遊びの現場で子どもたちのさまざまな声を社会に届ける仕事をしている神林俊一(かんぺー)さんをお招きして単P研修会を行いました。「単P研修会」とは、保護者と教職員の学びの場で、保護者自身の学びの場としての「家庭学級」とは違う特色があります。言葉にすると簡単ですが、実際に企画・実行しようとすると大変です。なぜなら、私たちが思っている以上に、先生方と保護者の考えていることは違うからです。それでも、今回の単P研修会は、先生や保護者といった立場を超えて、それぞれが一人の人として「子ども」について思いを馳せることができた場ではなかったかと感じています。 私が、今回の単P研修会で強く感じたことは、大人の力です。 まずは、学年委員の皆さんの力です。今回は、3,4年生中心にこの企画を実現してくださいました。先生方にとっては何が良いのか、保護者にとっては何が良いのか、明確な答えのない問いに対して、議論を重ね続け、しゃべりやすい空間づくり(遊び心溢れたワールドカップ仕様の空間大好きでした!)に心をくだいてくださいました。そんな、3,4年生に対して、ほかの学年委員のみなさんが惜しみなく力を貸してくださいました。 2つ目は、子どもの声を聴く専門家である講師の神林俊一さんの寄り添い方のサポートの力です。学年委員の定例会にもつきあってくださり、「子どもの声を聴く」とはどういうことかについて、わたしたちの子育ての現場でまさにおこっていることをもとにさまざまなアドバイスをくださいました。今の子どもたちの置かれている状況について多くのご知見をいただき、単なるレクチャーのための話し合いではなく、自身の子育てをふりかえる機会ともなりました。 そして、3つ目は、当日お集まりいただいた皆様の力です。校長、副校長含めて先生方30名、保護者は47名、計77名お集まりいただきました。ここに集ったみなさまが、「子どもの声を聴く」というテーマをともに話せたことは、子どもたちの未来を彩る大きな力になるだろうと予感させるものでした。(後編へ)