11月28日(月)に、先生と保護者が一緒に考え、学ぶ単P研修会が行われ、74名の保護者と先生が参加されました。
今年のテーマは「子どもの声は社会の窓 ~子どものサインを見逃さない~」。複数の短いワークショップ形式で実施され、現代の子供たちをとりまく社会環境をふまえて、子どもたち本当の声を聴くことの大切さと難しさ、先生や保護者が子どもたちと接するときの心がけや工夫などについて多くの学びがありました。
「昔は、遊びはそこにあるものだったけど、今の子どもたちにとって
はご褒美」
「大人たちがいろいろな不安をかかえているなかで、子どもたちに“課す”ことが増え自由でなくなっているのかも」
「保護者の方と気軽なテーマで話すことができ良い機会となりました」
「普段接することがない先生方とワークショップのような形式で話ができてよかったです。」
「先生とのかかわり方がより身近になった」
「今日は学校の先生として、親として、どちらの立場でも面白く、より身近に感じられた」
「自分は、“積極的に待つ”ことができていないと気づいた」
「先生方と同じ目線で、子どもと関わり方が話せてよかった」
などの声が聴かれました。
最後のワークショップでは、子どもの声に耳を傾けるときに大人個人それぞれのバイアス(思い込み)が働き、事実を把握するのが難しいことが実感されました。校長先生から「斜めの関係を大切にしましょう」と、先生、親、地域の大人たち(友達の親)など、子どもたちに複数の大人が関わることの大切さを改めて提案いただきました。
当日の会場は、サッカーW杯仕様。先生と保護者が座るテーブルごとに出場国に見立てて、国旗を飾ったり、参加者にeチケットを配ったりしました。しばしサッカー談義に花が咲くテーブルもあり、和やかな雰囲気で実りある研修会となりました。
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講師:神林俊一(かんぺー)さんプロフィール
一般社団法人TOKYOPLAY Chief coordinator/世田谷区 そとあそびプロジェクト・せたがや 外遊び推進員NPO法人日本冒険遊び場づくり協会 地域運営委員